コロナ禍における出産分娩立ち合いを体験しました。
本日、2021年8月23日幸運な事に母子ともに健康な状態でお産を終えました。
3628グラムの大きくて元気な男の子です。
沖縄の晴れ渡る青い空や、透き通った美しい海に魅了された私たち夫婦は、息子に琉晴(りゅうせい)と名付けました。
晴れ渡る沖縄の空のように、広く美しい心を持つようにと願いを込めています。
名前を考えること自体は、得意な方で候補もたくさんあったのですが、最終的に決めるのがこんなに難しいとは思いませんでした。
ちなみにLINEで出産の報告をすると、返ってくる質問の1位は「名前は?」でした。
今思うと、初めから送った文章に名前を盛り込んでおけよと思いますが、、、
2位は「写真ないの?」
3位は「奥さん大丈夫?」でした。
すみません。前置きが長くなりましたが、今回初めての出産で立ち合い分娩を経験させていただきましたので、検討されてる方の参考になればと思いこの記事を書いてます。
まず結論ですが、立ち合いは可能であれば絶対にした方が良いです。(※私個人の意見です。)
理由はたった1つです。
ただただ私が大感動したから。
8月23日 7:00 立ち合い開始
この頃子宮口は8センチ、子宮口が完全に開けば(10センチ)いよいよお産の準備との事。
立ち合い前に抗原検査を受けました。
インフルエンザの検査の時のような、長い綿棒を鼻にグリグリされるやつです。
めちゃくちゃ嫌いなんですが、立ち合いのためにここは我慢しました。
7:30 妻のサポート開始
既に陣痛は3分間隔を切っていて、相当苦しんでいました。
腰を手のひらでマッサージしながらサポートしますが、痛がり方的に、これはもうお産が近いなと勝手に思っていました。
9:50 破水
助産師が子宮口付近を抑えながら陣痛に耐え抜いていたその時、パシャン!と言う音が分娩室に響き渡りました。
妊娠後期の頃、妻から破水したかも!と電話があったときがあったのですが、破水した時は かも ではなく破水したと確実に気づくだろうなと思いました。
感覚で言うとコップの水を地面に叩きつけたような音でした。
※高位破水といって気付きにくい破水もあるようです。
10:00〜12:30
1分感覚で襲いかかる陣痛
お隣の分娩室からも発狂する声が聞こえてくるほどでした。
本人は相当地獄だったと思います。
計り知れないほどの強い痛みがあり、おさまって、また痛みが来る。
しかも、その痛みと同時に強くいきむため、体力的なダメージと、神経的なダメージがかなり大きかったと思います。
また、寝不足、ご飯を食べてない事によるエネルギー不足で、本当に想像を絶する苦痛だったと思います。
見てるこっちが先に心が折れそうになるほどでした。
13:00 ラストスパート
いよいよ赤ちゃんの頭が見えてきました。
いきんでもいきんでも、見えないので妊婦さんはお産の進捗具合がわかりません。
助産師さんがうまく、進み具合を教えてくれたら良いのですが、、、ずっと同じことのループをしている時間帯もあり、その時は私も妻も気を失いそうになりました。
辛そうな妻を見ていると、自然とウルウルしてきて、私も精神的に参っていたんでしょう。
そんな中、赤ちゃんの頭が見えたという助産師さんの言葉は私たちにとって最後の力を振り絞る勇気になりました。
ゴールが見えた途端、ここからは精神論でなんとしてでも産んでやる!という気持ちが大事なのかもしれないなと思いました。
13:30 出産
ラストスパートで粘る事30分、無事出産する事ができました!
妻だけでなく、サポートに徹していた私も産声を聞いて、赤ちゃんの姿を見た瞬間に、全身の力が抜け、涙が溢れ出してきました。
その場にいないとわからないお産の難しさ、過酷さ、素晴らしさを経験する事ができて、本当に幸せだと思いました。
また途中で限界を超えて、もうダメかと諦めかけた大きな壁を妻と一緒に乗り越える事ができたこの経験は、私たち夫婦の絆をより強固にしてくれました。
今回、コロナ禍という事で妊婦さんはマスクをしながら呼吸がしづらいところもあったと思います。
ただ、どんな時代もこうやって命を繋いできたのかと思うと、人間って強く、美しく、愛に溢れた生き物なんだなと思いました。
もし立ち合いをしていなければ、妻の頑張る姿を近くで見ていなかったら、こんな気持ちにはならなかったでしょう。
もし、立ち合いを検討している全国の旦那様がいらっしゃれば、是非立ち合いをしてみてはいかがでしょう?